女性性と男性性のバランスについて考えてみた(前半)
女性って、生理のときもPMSのときも、
できるだけ周りに気づかれないように過ごしますよね。
体が重かったり、心がすごく荒れてても、我慢して。
「そんな日もある」って、スルーして。
むしろそれを“なかったこと”にして、いつも通りでいるのが偉い、みたいな。
…私もずっとそうでした。
ダンサーとして好きなことを仕事にして、ショーにも出て、レッスンもして、
「なんて恵まれてるんだろう」って思ってたし、
実際それは本当だったと思ってるけど。
でも、生理のタイミングとショーが重なるたび、
鎮痛剤を飲んで痛みをごまかしてステージに立ってました。
それが“普通”だったんです。
疑問すら持たずに、「好きなことやれてるんだからありがたい」って。
あるとき、生徒さんに聞かれたんですよね。
「先生、生理痛のときってどうしてるんですか?」
私、すぐに
「鎮痛剤飲んで踊ってますよ〜」って答えて。
そしたら、「えっ…😳」って、めちゃ驚いた顔されたんですよ!
そのとき、はじめて自分でも「あれ?」って思いました。
「私って、本当にこんなに強かったんだっけ?」っていうか、
あれ? なんかズレてる?!って。
ベリーダンスって、“女性らしい踊り”の象徴みたいに言われるし、
私もそう思ってたけど、
実は“自分の女性性”とちゃんと向き合えてなかったのかもしれない、って
気づいた瞬間でした。
「プロ意識高く!」「だって覚悟決めてここにいるんじゃん!」
「いつも元気で、明るくいなきゃ」「みんなの目標でいなきゃ」
「生徒さんに飽きられない様に、新しいテクニックを!」
とか・・・ずっとそう思っていました。
だけど、思ったんですよね。
その強さって、本当に私の中から湧いてたのかな?
もしかしたら、そう“しなきゃ”って社会に合わせてただけかもって。
女性として生きるって、ただ頑張ることでも、ずっと完璧でいることでもなくて。
もっと、自分のペースに戻っていいんじゃないか。
“しなやかに、ゆるむ”ことを選んでも、いいんじゃないか。
最近はそんなふうに思うようになりました。
この続き(後編)あります。
フェムケアという言葉との出会いや、
ベリーダンスとの“つながり”を感じたことを書きます🕊️
気になる方は、後編もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
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